「先端技術の活用による主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善~デジタル授業研究システム構築活用事業~」免田 久美子 安芸太田町教育委員会

国立情報学研究所 - National Institute of Informatics
18 Oct 202111:44

Summary

TLDR安芸太田町の教育改革を紹介したスクリプトでは、先端技術を活用した授業改善が中心です。教師による協同的な授業研究が重要視され、小規模な学校でも全国の教育関係者と連携して、子どもたちが深い学びを実現するための協調学習を推進しています。具体的には、楽譜システムを活用して授業研究を行い、子どもたちの思考や対話のデータを分析し、授業内容を継続的に改善しています。これにより、教育の質を向上させるサイクルが実現され、教育関係者が子どもたちの学びを深めるための協力を通じて、教育の未来を見据えています。

Takeaways

  • 📚 スクリプトは、先端技術を活用した教育の改善に焦点を当てています。
  • 🔍 教育における「主体的対話的で深い学び」の重要性が強調されています。
  • 🏫 安芸太田町の教育者たちは、小中学校の教育に取り組みを通じて学びの深さを追求しています。
  • 👥 教育者同士の協同的な授業研究が、効果的な学びの実現に不可欠であると示唆されています。
  • 🌐 小規模な学校でも、地域内や全国的な連携を通じて教育の質を向上させています。
  • 📈 先端技術を活用して、授業の質を向上させる取り組みが行われています。
  • 📝 授業研究を通じて、子どもたちの思考や学びのプロセスを精密に捉えています。
  • 🎼 「楽譜システム」という授業研究のビッグデータ活用システムが導入され、教育の改善に貢献しています。
  • 🔄 授業研究のサイクルは、実践、振り返り、改善を繰り返すことで教育の質を向上させています。
  • 🤝 教育者同士の役割交代やコミュニティ全体での学びの共有が、教育の進化を促進しています。
  • 🗂️ 教材や授業に関するデータの蓄積と整理が、教育者による教材の深い理解につながっています。

Q & A

  • 安芸太田町の教育の取り組みのテーマは何ですか?

    -安芸太田町の教育の取り組みのテーマは、「先端技術の活用によるスタイ的対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」です。

  • 先端技術や教ビッグデータの活用がどのようなイメージを持っていますか?

    -一般には、AIドリルやテストなどの回答分析による予測やフィードバック機能をイメージすることが多いですが、安芸太田町では単純なテストのデータだけでなく、子どもたちの理解を対象としたデータの利活用も行っています。

  • 主体的対話的で深い学びを実現するためにはどのようなことが必要ですか?

    -主体的対話的で深い学びを実現するためには、子どもたちがお互いに関わる中で一人ではできない学びをするという教育が大切で、また教師一人が一人ではなく協同的にチームで行う授業研究が必要だと考えられています。

  • 安芸太田町の教育における課題は何ですか?

    -安芸太田町の教育における課題は、小規模な学校が多く、担当教員が1教科一人で、学年ごとに1人も多く、学校間連携や教員の指導を構内だけで行うことが難しいという点です。

  • 安芸太田町で取り組んでいる協同学習の実現に必要なマナーとは何ですか?

    -安芸太田町で取り組んでいる協同学習の実現に必要なマナーは、一人ひとりが自分で考え、その考えを見直し、深めていくプロセスを含んでいるということです。

  • 授業研究において、先生方は何を目指していますか?

    -授業研究において、先生方は授業中の小さな呟きも含め、子どもの学びをもっと丁寧に看取り、授業後は看取った事実を通して子どもの学びのストーリーに迫りたいという目指しています。

  • 楽譜システムとはどのようなシステムですか?

    -楽譜システムは、授業研究のためのビッグデータ活用システムで、過去の授業資料や振り返り、メーリングリストへの投稿内容など過去の授業づくりの過程や教材修正の軌跡を閲覧検索できるシステムです。

  • 小学校4年生の算数科の実践例では、どのような課題を扱いましたか?

    -小学校4年生の算数科の実践例では、チシャ五入切り上げ切捨ての3つの考え方について、買い物でいくらあれば足りるかを考えるときにどの見積もり方法を使うか、それはなぜかという課題を扱いました。

  • 実践後の看取りと振り返りにおいて、先生方は何を発見しましたか?

    -実践後の看取りと振り返りにおいて、先生方は子どもたちが肝心の数直線を使わずに、その存在に気づかずにただ表の穴埋めや問いの答えを考える様子が見られたという大きな発見がありました。

  • 授業研究のサイクルがどのようにコミュニティ全体で共有されることになったのか説明してください。

    -授業研究のサイクルは、実践者と参観者が役割を交代しながら取り組むことでコミュニティ全体で学びを見つめ直し、発見をみんなで共有できるサイクルが起こるようになりました。

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